2009年10月16日金曜日

おい〜〜〜!!ヘレン!!

ヘレンとは、語学学校のクラスメイトの事です。

昨日は粉雪がかすかに舞うくらいで、とっても寒い一日でした。急に風邪を引いた人も多く、クラスはいつもの半数程。あとから数人バラバラと入って来たのですが、授業も中休みにさしかかった頃、あのヘレンが最後に登場したのです。彼女が入って来た途端、先生の顔が笑顔ではあったものの、若干戸惑っているのがわかりました。
というのも、ヘレンはぜーぜー言いながら教室に入って来たのですが、走って来たのではなく・・・、どうやら風邪を引いているのに無理して教室に来た模様。充血した涙目に鼻からはくしゃくしゃになったティッシュを離せず・・という状態。

日本だったら、「大丈夫?」とか、「風邪でつらいのに来るなんて大変だね〜偉いね〜」といった感じで迎えるだろうけど、ここはドイツ。「何故来たの?」「移るじゃんか」といった感じでまったく歓迎されないのです。ただの風邪でもほぼ、インフルエンザ扱い。会社でも、風邪を引いても無理して出勤する人を気遣うそぶりはするけど、心の中ではとっても迷惑に思う人が多いとか。しいては、はっきりと「来ないで欲しい」という人もいるみたいです。
そう。堅実な国民性なのです。無理されるより、風邪を引いたならまず治す事に集中してまた100%になって戻ってくる方が感謝されるのです。

と、言う事で話はヘレンに戻ります。
ヘレン:「昨日から風邪を引いちゃって・・」
先生:「それは大変だね。無理しちゃだめだよ。つらいなら帰りなさいね。」
ヘレン:「大丈夫です。」&くしゃみ

ヘレンが席に着き授業は再開されました。クラスの席は先生を上部にしてUの字で形成されています。
私は先生と向き合う席に座り、ヘレンはちょうど他のクラスメイトたちと向き合う席に座りました。
彼女とはクラスメイト一人をはさんでいて、結構近い。ヘレンが授業中何度もくしゃみを繰り返し、私もその射程範囲にいました。他のクラスメイトはみんな口々に「無理しないで帰りな。宿題は後から手伝ってあげるから。」みたいな事を言い、彼女も本調子ではないため帰る事を決断。滞在時間20分。ノートを書き写せるだけ書き写して帰って行きました。
彼女が帰った途端、先生は窓を開けて換気。こんな行動を見るとすごく冷徹に思えるかもしれないですよね。でも、これは他の人たちを健全に保つために必要な事なのです。私もドイツに来てから風邪を引いたらマメに換気をするようになりました。

換気もしたし、大丈夫だと思いきや、先生と他のクラスメイトが急にくしゃみを2・3回、私も心なしか鼻の奥がむずむず。これは心理的な問題だね(笑)・・と心の中で思いました。が、しかし・・・ヘレンがくしゃみをしている最中、飲みかけのコーヒー(これも射程範囲にばっちり入ってた)を口にしたのがまずかったのかな、家に帰ってから手洗いうがいをしたのに急に喉の調子が。
おい〜〜〜〜〜〜!!ヘレン〜〜〜〜!!絶対に奴だ〜〜〜!!

せっかくの週末が、とほほです。

ま、いっか・・・・じゃないっつーの!!

2 件のコメント:

  1. うわ~20分ステイなら初めから来ないで欲しかったね(笑)これってけっこう微妙で、頑張ってよくきたねって言ってあげたいけど、普通に移さないでねっていう自分もいるし、微妙~(笑)風邪ひかないように気をつけてね~今からビタミンいっぱいとって!

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  2. tomomi
    本当にそうなんだよね〜。笑
    あれから、沢山ビタミンとって、早く寝たら良くなりました。
    でも、油断は禁物だ。

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